続きです。
二人目の陣痛もやっぱり痛かった
2021年8月21日23時。
「陣痛が結構きてるわりに、子宮口があまり開いてないね~」と板東先生が言いました。
それは、つまり、どういう意味か、しっかり、分かりやすく、教えていただけますでしょうか、先生?
【8月22日午前0時を回る】
あっと言う間に22日に日付けが変わり、1時頃に声を出さねば痛みに耐えれなくなり、ここから本当の陣痛、そして出産が始まりました。
痛みは強烈です。しかし、《私には一人目を48時間かかって産んだ経験》という強い味方がいます。
一人目のときに陣痛が辛すぎて痛みから逃れようと、ただただジッとうずくまっていました。しかし、これがいけなかった。経験からいくと陣痛を恐れてジッと寝ていたら出産が長引くだけ。
しっかり動こう!痛みを迎える覚悟を決めました。
とにかく姿勢を何度も変えて、痛みを自ら迎え入れます。
・寝ている → 四つん這い
・左を向いて横になっている → 右を向く
・四つん這い → 立ってみる
このように姿勢を変えた瞬間に陣痛がきます。
分かっていながらやるのは辛いけど、やらなきゃ産まれてこないぞ!と、自分に喝〜っ!!
出産まで、叫び倒す2時間が始まった
陣痛時の私は叫びます。痛みが100をMAXとしたらこのとき80。
「うわぁーー!!」
「わぁーー!!」
「ぎゃぁっっ!!」
ドラゴンボールの悟空が攻撃をくらったときの叫び声にとても似ているなと、陣痛が治まるたびに思っていました。
自分の中に悟空がいたなんて。『悟空ーーー!!』と、クリリンの声が遠くから聞こえてきました。
このときの私はこう↓
一気にリアル(笑)
声がデカ過ぎて、気にしないで声を出せるようバスタオルに頭を突っ込んでいます。板東先生が痛みを和らげようと腰を押してくださっています。
あ、私、靴下脱いでなかったんだ。ってあとからこの写真を見て気付きます。
陣痛がくるたびに悟空の叫び声が続き、呼吸が乱れ、いよいよ吸うことができなくなりました。
立っているときは仏様に全体重を預け、ぶら下がっているような姿勢。本当に仏様、きつかったと思います。
『陣痛で辛い時、呼吸を誘導してほしい』と、事前に仏様に話していたので、仏様は私の陣痛が強くなってきた頃から「鼻から吸って〜〜口から吐いて〜〜」と呼吸を誘導してくれました。
有り難く思っていましたが後半は私は息を吸う事が困難なので、「吸えないって!吸えないから!!」とブチ切れ。
その後、何も言わず誘導が「吐いて〜〜吐いて〜〜」に変わったのは言うまでもありません。
2時30分、ようやく子宮口7cm
陣痛が強くなり(私の叫び方が尋常じゃなくなり)、お産準備に入ろうと、一度パンツを脱いで子宮口の確認をしましたが、すぐパンツを履かされました。
そして板東先生が休憩に行ったのを見て「まだしばらくかかるんだ(T_T)」と悟る。
このとき子宮口は7㎝まで開いています。
陣痛は強く、身体には段々と力が入るようになり、握っていた仏様の指を握りつぶしてします勢い。
「神様、ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます・・・」
と、ボソボソ小声でひたすら繰り返したり。
「だいちゃん、だいちゃん、だいちゃん・・・・だいちゃーーんっ!!(赤ちゃんの名前)」 と半泣きで叫んだり。
あー本当に騒がしい妊婦だ。
3時30分、サポートメンバーの眠気が気になる
騒ぎ倒して1時間後、板東先生が休憩から戻ってきて、池野先生も休憩に入りました。
ええええええ!私も休憩したい~(涙)
助産師さんたちと仏様の眠気がピークを迎えてきているのが分かります。
仏様、頭グラングラン。
が、こちらはめちゃくちゃ痛いので容赦なく「背中さすってください〜」「水〜」「暑い〜!」「うちわであおいで~」「足もんで!!」など陣痛中は言いたい放題。
陣痛が収まって落ち着いたとき、私がふと顔を上げるとみんな目をつぶっていたことも。笑
陣痛が始まると、みんなパッ!と起きて一生懸命サポートしてくれます♡本当、私だけじゃなくて、みんな大変♡
子宮口7㎝から辛い陣痛を1時間30分耐え、子宮口の確認。
もういい加減産まれるよね!もう子宮口は10㎝全開大だよね!?先生、子宮口は・・・・?
・・・え???なんて???なんて?なんて?聞こえない。
は・・・ち?
8㎝・・・あれから1cmしか開いてないYO!!。
え?1時間30分で1㎝開いたってことは・・・全開大まであと2㎝ということは・・・
これを3時間続けるの?!
もう意識がブラジルまで飛んでいくかと思いました。
しかし、そうはいきませんでした。
まさかのここから30分後に産まれますΣ(゚Д゚)
続きます。
読んでくださりありがとうございました。