子育ては科学実験だ
助産院での出産記録

【助産院で二人目出産レポ⑤】終わりが見えない陣痛。諦めかけた時、突然「ボンっ!」なんか出た!

続きです。

もうお産は無理だ・・・諦めモードになる

2021年8月22日4時頃、子宮口8cm。全開大10㎝まであと2㎝。

辛い辛い辛すぎる陣痛を1時間30分かけて、1cmしか進まなかった子宮口の開き。

あとこの辛い痛みを3時間続けるの?!・・私はお産を諦めようと思いました。

痛みをMAX100としたら、このとき90。

一人目出産のときも子宮口がなかなか開かなくて、結局助産院から病院に運ばれたし、二人目もやっぱり無理なんだ。固いのは頭だけではくて、子宮口もかぁ。はぁ。

そろそろ板東先生が「病院に行こうか~?」と言うかな・・・と完全に諦めモードに入っている私。先生にこう伝えました。「先生、無理かもしれない・・・・」

もうちょっとだよ、と優しく言ってくださる先生。

声も枯れてきた・・・姿勢を変えて動くのも疲れた・・・少し眠ろうか・・・。

眠ってしまったら一人目みたいに陣痛弱くなってしまうかも・・・もう諦めようか・・・。

私、がんばったよね・・・と諦めモードのスイッチが入った私の心。(悟空は相変わらず陣痛時に出てくるのだけど)

(鳥山明/集英社)

素直な心の声を出してみる

心の声を我慢するのは良くないと思い、思っていることをダラダラ一人でしゃべり始めました。

「もうさ、がんばってるよね、私」
「すごくない?」
「ここまで一生懸命やってきたよね、すごいよね?」 
「いずみはすごい!」
「よくやったよ、がんばったよ、いずみ」
「いずみだからできたよ」
「いずみじゃなかったらとっくに諦めてるわ」

(あ、すいません。私の名前はいずみです。)

自分を客観的に褒めた挙句、板東先生や池野先生、主人に賛同を求め始めました。

私「ねぇねぇ、私がんばってるよね・・・?」

3人「うん!すごいよ!よくがんばってる、本当にがんばってるよ!」

その言葉に「だよね、だよね、がんばってるよね〜」と力なく言い、その間も何度か辛い陣痛を迎えていました。

「褒めてほしい」・・・バースプラン(お産時にやりたいことや希望)の一番最初に書いたことでした。

これからお産に臨まれる方、褒められると結構がんばれますので事前に立ち会う方々に「全身全霊で褒めてほしい」と伝えましょう。

これからお産をサポートされるご家族の方など、産婦は褒めると元気になります!
「がんばって!」ではなく「大丈夫、すごくがんばってるよ!」と伝えましょう。

赤ちゃんが空気を読んだ?!突然破水する

褒めてもらってから15分間ほど「もう十分がんばった」と、いろんなことを諦め、陣痛の合間に寝ていた私。

でも陣痛がくると激痛い。力ない悟空がまだ叫び声を上げています。

「うわぁぁぁっっ!!」

寝る → 痛みで起きる → 叫ぶ → 寝る → 痛みで起きる → 叫ぶ を繰り返していました。

そのときです!!!

《ボォンっっっ!!》

私「うわぁ!!なんか出た!!!」

なにか、出てはいけない【何か】が確実に下半身から出ました。でも何かが自分でもわかりません。

ま、まさか・・・赤ちゃん!!??

んなわけない。

うそでしょ・・・まさか・・・ここにきてう〇ちか・・・。

出産のときに出るとは聞いてるけど、いきんでもないのになぁ・・・。

恥ずかしさやプライドなど今の私には皆無だ。ある意味で今の私は最強だ。

う〇ちなど・・・どうでもよい。

もう下半身は何が起きてもおかしくないくらい感覚は麻痺している。

寝ぼけながら慌てる仏様と、驚く板東先生。何が起きたか確認する板東先生。

う〇ちなんていっぱい見てきてるよね、先生。処理のほど、お願い申し上げます。

板東先生「あ、破水したね!」

そういえば、私、破水してなかったーーー!!どーーーーん!!

きっと出産を諦めようとしている私に、お腹の赤ちゃんが「諦めないで出してよ!!」言っていたんですね。

破水が4時15分。息子が産まれたのは4時32分。

怒涛の17分が始まりました。

続きます。

読んでくださりありがとうございました。