続きです。
ついに赤ちゃんとご対面
促進剤を打ってから6時間後、お股に何か挟まる感覚を覚え、赤ちゃんの頭が3㎝ほどすでに見えていました。
病院の助産師さんの勧めで?、赤ちゃんの頭に直接触れた私は気持ちが高ぶりました!
そこからはあっという間に分娩が進みます。
陣痛の間隔が1分を切っていましたが、陣痛と陣痛の間の痛みのない時間、
私は完全に体の力を抜き、リラックスしていました。
陣痛がきたら自分から
「(陣痛)きましたー、いきみます~。」
と助産師さんに伝えてから思い切りいきむ。
「んんーーーーーーーっ!!!
・・・ハァっハァっハァっ・・」
「とっても上手ですよー!赤ちゃん出てきてますよー!」と言われ、テンションが上がっていく私。
そんな中、私の右側に立って手を握る主人の顔を何気に見る。
今にも涙が溢れそうな、不安げで、色々な心情が入り混じった表情が見える。
私
「(あと少し!あと少し!もう出てくる!\(^○^)/喜)」と、冷静な自分がいて、自然と笑顔になりました。
赤ちゃん、長かったね、あと少しで会えるね。
苦しいよね、ごめんね、あと少しがんばろうね!
分娩が赤ちゃんの頭の一番大きなところに差し掛かりました。
すると助産師さんが
「呼吸を”ハッ、ハッ、ハッ、ハッ”に変えますよー!」と言い、
「せーの!!ハッ、ハッ、ハッ、ハッ!」 と 病院の助産師さん3人、ミシェルと 一緒に呼吸をします。
少しずつ頭が出てくるのが分かります。
オリーブオイルで赤ちゃんの頭の滑りを良くして、助産師さんが上手に頭を回転させているようです。
私
「(うわぁ~!これが1番でかい頭の部分だ~!うぉぉぉこれはちょっと痛いな・・・。大丈夫かな。裂けないかな。でも、会陰マッサージもしてたし、大丈夫!)」と思い、引き続き、思い切りいきみます。
とても冷静で、途中で笑みがこぼれます。
全部で10回程度いきんだでしょうか。
頭が全部出た感覚が分かり、その直後に体がズルズルっと出ました!!
助産師さん
「産まれましたよー!」
私
「(あぁ~ーー出たぁーーーーー!!!やったぁ~!!!)」
【おぎゃぁっ!!】
感動の出産、しかし赤ちゃんの呼吸がおかしい
隣で大粒の涙を流す主人。
友人の立場でありながら、家族のように長時間支えてくれたミシェルも涙をぬぐっています。
私は産声を聞いて、笑顔になり、なぜかとても冷静にその周囲の状況を見ていました。
助産師さんが赤ちゃんの顔を見せてくれました。
涙より笑みがこぼれました。
何か気持ちを言葉にすることはできず、ただただ産まれたことに安心しました。
分娩後の処置が手際よくあっという間に行われていきます。
赤ちゃんが取り上げられた後、
ヘソの緒が切られ、胎盤が出され、私の傷の処置が行われました。
私の左後方の位置(振り向けば見える)で赤ちゃんの体が拭かれています。
それを見ながら『あぁ、産まれた・・・・』
様々な想いが入り混じる中、そんなシンプルな言葉を出すのが精一杯でした。
大きな産声をあげてくれた赤ちゃん。
一通りの処置が終わると助産師さんが全身を温かいタオルで拭いてくださいました。
気持ちい良い~(*´▽`*)
1時間ほどして、2日ぶりのまともな食事をいただきました。
赤ちゃんは羊水を飲んで呼吸が乱れていたのでしばらく横になっていました。
早く抱っこしたいな~(*’▽’)
NICU(新生児集中治療室)に行くことが決まった
出産直後、部屋の外で待機していた私の両親が入室。
母は嬉しそうに微笑んでいます。孫6人目だと冷静になるよね、と思いきや父、大号泣。
末っ子の私の出産は、孫6人目の両親でも特別に思ってくれたようです。
出産後に星野先生が戻ってきました。
出産のときに一緒にいられなかったことを謝罪してくださり、「このまま問題なければ、今日でも助産院に戻りたい?」と聞いてくださったので「はい、戻りたいです!」
と答える私。
出産からあっという間に1時間30分が経ち、医師が再び呼吸などの確認をし、スタッフさんと話をしています。
そして、医師が私達に言いました。
「これからNICU(新生児集中治療室)に入ることになります。」
その言葉が言い終わるとほぼ同時に赤ちゃんの部屋移動の準備が始まろうとしています。
私
「えっ・・?ええ??え・・・なに?えぬあいしーゆー?なんで!?」
NICUの意味は分からなかったけど、何か治療が必要な部屋だということは想像できました。
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続きます。
ブログ内の2枚の写真は実際のものです(^^♪
読んでくださりありがとうございました(^^)