子育ては科学実験だ
助産院での出産記録

【初産は助産院で!出産レポ⑥】NICU(新生児集中治療室)に運ばれる前にどうにか初乳を与え、そして涙

続きです。

NICU(新生児集中治療室)は本当に必要なの?

NICU(新生児集中治療室)にいくこと告げられた私は動揺しました。

え?まだ抱っこもしてない・・初乳もあげてない・・・。

「詳細はのちほど説明しますが」と前置きをして、医師がNICUに入る理由を簡単に説明してくださいました。

医師が部屋を出ていったあと、小児科のスタッフさんに
「その治療、絶対受けないといけないんですか?断ったらどうなるんですか?」 と詰め寄ります(実際は動けないので気持ちだけ)。

スタッフさん
「医療行為拒否ですか、、、、赤ちゃんのことを考えた最善の行為ですので理解していただけたらと思います。どうしてもということでしたら、先生に直接お話されても良いと思います。」
記憶が曖昧ですが、そのようなことをおっしゃいました。

治療・・・それ本当に必要なのかな・・

余計な薬や治療はできるだけ避けたいと思っている私は、

病院に対して疑心を持っている私は、

我が子にも不必要な治療をしてほしくないと考えていました。

そのスタッフさんも部屋を出ていきました。

NICU行が決まったらとにかく早い。

私の寝ているベッドの前で、助産師さんと小児科スタッフさんの連絡事項が口頭で行き交っています。

話がまとまると小児科のスタッフさんが部屋を出ていきました。

初乳を与えた喜びは一生忘れない

その直後、部屋に残っていた助産師さんが慌てた様子で私に言いました。

「抱っこまだですよね?NICUに入ったら抱っこもできないの。今のうちに抱っこしよ!」

私は驚きを隠せないでいましたが、強い意志を持って「はい」と答えました。

裸で寝ている娘に、バタバタの中なんとか服を着せてくださり、

写真も撮ることができました。

時間がありません。

時間がないのは承知でしたが、どうしても初乳をあげたかった。

ダメもとであげられるか聞いてみました。

助産師さんは、大歓迎!というような表情を見せて「時間があまりないけど、母乳が出るようでしたらあげましょう(^^)」と言い、私のおっぱいがでるか手で絞り、確認。

でるわね!と言って赤ちゃんの口をおっぱいに近づけました。

産まれて約2時間後、赤ちゃんはどこで飲み方を覚えてくるのでしょうか。
胸に顔を寄せてあげると、迷わず口を開け、元気よく飲み始めました!

私の母性が開花された感覚を覚えました。

ほんの1分間の授乳でしたが、私は何もかもを忘れて幸せを味わいました。

1分1秒でも早くNICUに行かなきゃいけない状況で、本当にありがたかったです。

NICUに入っている娘を見て号泣

その後、慌ただしく準備が進み、あっという間に娘はNICUに運ばれていきました。

その2時間後に私は車椅子に乗り、スタッフさんに押してもらい、主人と共に先生の話を聞きにNICUに行きました。

NICUに入ることができるのは、基本は赤ちゃんの両親のみ。

厳重なセキュリティを通って、部屋に入ります。

案内されたところに、呼吸器と点滴に繋がれ、呼吸がとても苦しそうな我が子を見つけました。
(トップの写真がそのときです)

思考より先に涙が流れていました。

《胎便吸引症候群》と診断されました。

何、それ・・?
知らないどころか聞いたこともない。

私は明らかに動揺しました。

胎便吸引症候群の症状
<呼吸が早く、苦しそう>

原因
<長時間の分娩などの際、低酸素状態になった赤ちゃんにストレスがかかり、赤ちゃんがお腹の中で胎便をしてしまう。胎便が混じった羊水を赤ちゃんが飲んでしまうことが原因。
羊水が肺まで達することもあり、また胎便によって感染症などを起こす可能性がある>

治療
<酸素投与、点滴、抗生剤、場合によって人工呼吸器を付ける>

このような症状と原因、治療方針を告げられました。

動揺を抑えながら先生に質問をします。

「・・・・治るんですか?」

担当の女性医師は、
「このような症状は少なくありません。治療をすれば、必ず治ります。」と力強く言ってくださいました。

「栄養は母乳ではなく、点滴からです。
暴れるといけないので、鎮静剤も少し投与しています。
抗生剤は手の甲から点滴で入れています。」

苦しそうな呼吸をする娘を横に、スタッフさんがそう説明しています。

なんの、だれのことの話をしているのだろう。。。

そんな感覚になりました。

身体にはなるべくお薬を入れたくないと考えている私。
もちろん娘にも同じでした。

しかし産まれて数時間でそれは破られました。

娘の身体に早速お薬たくさん入れることになっちゃった・・・
お産がスムーズにいっていれば娘はお腹の中で胎便をすることもなかったのに。
そしたら、こんなたくさんの管に繋がれることもなかったのに。

苦しそうな娘を前にそう思わざるを得ませんでした。
隙さえあればその思いが浮かび、涙しました。

そんな私を見ていた主人が言いました。
「いずみ(私)のせいじゃないよ。赤ちゃんは必ず良くなるんだ、大丈夫。」

その言葉にどれだけ救われたでしょうか。

それから数日間、呼吸が乱れた状態で、手からの点滴が漏れて小さな小さな手の甲が紫色に変色していたり、足の裏から太ももまで血管に管を通したりして、NICUで娘に会うたびに私はこらえられない涙をひっそりと流しました。

続きます。

読んでくださりありがとうございました(^^)