子育ては科学実験だ
助産院での出産記録

【初産は助産院で!出産レポ②】陣痛が楽になる方法を陣痛中に2つ見つけた

陣痛の痛さを言葉にしてみた

続きです

いわゆる、本陣痛がやってきました。

痛みをどう表現したらよいか適切な言葉に悩みますが、私の一人目出産の陣痛はこのように表現できます。

・人生のすべてがどうでもよくなる痛み

・今まで自らが行った悪事を全て心底から謝罪するので痛みを免除してほしいと願うほどの痛み

・普段の握力は20なのに、リンゴを潰せるんじゃないかと思うほど握力が強くなる痛み

このような強烈な?痛みの陣痛。

数分の間隔はありますが、「もう陣痛こないで~( ;∀;)」と陣痛が治まるたびに願いました。

もちろん、治まるわけもなく、さらに強くなる陣痛です。

助産院に到着してから3時間、横たわり続けています。

横たわる以外何もできないのです。

もう人生どうでもよくなる痛みなので人の目もどうでもよいのです。

「うわぁぁぁん!いたいよう~」

「もうやだぁ!」

「むりむりむりむりぃぃぃぃぃーーー!!」

「ひぃぃぃぃぃーーー!!」

「えぇぇぇん( ノД`)」

「たすけてぇぇぇ!!!」

泣きます、叫びます。

畳の薄暗い部屋で横たわる私。

私を囲うように座り、静かに見守り、腰をさすってくれる助産師さんと主人。

星野先生ともう一人、助産師の梅木さんがサポートしてくれています。

私の叫び声以外はしーんとしている部屋。

これはあとから梅木さんから聞いた話です。

私の陣痛の叫びが響く助産院内で前日に出産された方が寝ていたそうです。

私は到着したとき(まだ人の話が聞ける余裕があるとき)にそれを聞いていましたので

「前日に出産された方に迷惑が掛からないように声を抑えなければ」

と思いましたが、・・・はい、無理でした。

申し訳ないと思いつつ無理なものは無理でした。

その方がこうおっしゃっていたそうです。

「(私の)陣痛の泣き声を聞いて、涙がでてきました。がんばれ!って心でずっと思っていました」

経産婦の出産スピードはハンパない

私が苦しんでいるとき、もう一人苦しんでいる人が助産院に入ってきました。

同じく陣痛で苦しむ方!

なかなか苦しんでいましたが、私の苦しみように比べたらそれはそれはラクそうです。

私は密かに「それくらいの発声量なら、これから先まだまだ長いですね。まぁ一緒にがんばりましょう!」と心でつぶきやきました。

しかしその方は私と決定的な違いがありました。

経産婦さんです。しかも三人目。

その方は隣の部屋でお産に臨んでいます。

1時間くらい経った頃でしょうか。

私が「たすけてぇぇぇぇ~!!」と騒いでいる間になにやら隣が慌ただしくなっています。

助産師さんが私のいる部屋に入って言いました。

「お隣さん、産まれたわよ~!」

・・・・・・・・Σ(゚Д゚)

経産婦、恐るべし。

人生、こんなに理不尽なことがあるのか。。。_| ̄|○

(このとき、4人くらいの助産師さんがいらっしゃいましたが、私はもう誰が誰だか全くわからない状況にいます)

私は痛みから逃れたい気持ちをやめて、痛みに向き合うことにしました。

陣痛は受け入れると痛みが軽減する

もう痛みに抵抗するのをやめようと思いました。

これまでは未知な壮絶な痛みに心が追いついてこなかっただけ。

ここで私は心のスイッチを切り替えました。

痛みから逃れようとするのではなく、痛みをどう受け入れるかを陣痛がきていない間に思案しました。

どうしたら痛みが和らぐか、自分を被験者として実験してみました。

そして実際に痛みが軽減した方法は二つ。

①体に話しかける

神様が与えてくださっている産む力(エネルギー)がこの痛みならば、

私は耐えられるはず、大丈夫!と陣痛中に何度も体に伝える

②呼吸を吐くことに専念する

これはよく知られていることですが、実践がなかなか難しい。

だって身体の痛みはそれどころではないから(苦笑

死ぬ気で吐くことに専念しました。

もう吐く以外に痛みから逃れる方法はないと言い聞かせるのです。

まとめると・・・

・経験のない痛みがくる→神様の力だと体に伝える→深呼吸する→落ち着く→(たまに寝る)

・経験のない痛みがくる→息をとにかく長く吐く→冷静になる→赤ちゃんのことを考える→落ち着く

私は強烈な陣痛のとき(3~4時間)これらを繰り返しました。

陣痛から学んだこと。

痛みを最初から受け入れるのは困難

痛みは辛いものには変わりありませんが、受け止め方と呼吸次第で楽になると知りました。

ただの痛みでなく、赤ちゃんのことを考えたり、痛みは神事だと考えたりする。

しかし、長時間に渡って意識をそこに持っているのはとても難しいのは事実です。

時々は叫んだりパニックになったりもしたのですが、短い間でもそれらが痛みの緩和に有効でした。

痛みに最初は抵抗するのは当然のコト。

しかし、少し時間が経てば冷静になれる瞬間があります。

その瞬間を逃さないこと。

私はそのことを陣痛で学び、

人生、何事も同じことが言えるかもしれぬ(*’▽’)と思いました。

話がそれました(*’▽’)

【陣痛】最大の痛みは子宮口9㎝開いたとき

気が付けばもう4時。

子宮口は9㎝まで開いています。

しかし、そこから子宮口はビクとも動かず、

変わらず苦しい時間がただ過ぎていきます。

助産師さんが”ある対処法を試みる”、とおっしゃいました。

それが陣痛より何より壮絶な経験になるとは思っていない私は

任せるしかありません。

この処置でどうか赤ちゃんが産まれてくれますように。

・・・・続きます。

読んでくださりありがとうございました(^^)