子育ては科学実験だ
妊娠・出産

【陣痛に備える3つの教訓】初産の方に伝えたい、48時間の陣痛を経験した私の話

いずみーるです。現在3歳女の子と1歳の男の子の子育てをしています。

前回のブログまで、2人の子どもの出産の様子を綴りました。

記憶が薄れる前に記録出来てよかった~。なんせ3歳の娘の子育ての記憶はもうなくなってきている・・・。

3人を育てた私の母は、私の子育てについてあーだこーだ口を挟むこともありますが、最後は大体この言葉で締めくくります。

「でも、どうやってあんた達を育てたか記憶が本当にないんだよね。」

一人目48時間の陣痛は《痛み》より《苦しみ》

今思い出しても、「あの陣痛はしんどかった・・・」とはっきり言います。痛みを忘れてしまったのは事実だけど、思い出したくない痛みです。

痛み・・・というか苦しみに近いです。いつこの痛みから解放されるか分からない、でも赤ちゃんも大事、その上息もままならない、自分がどうなってしまうのか分からない恐怖。

私の場合、このようないろんな感情が混ざって苦しみになっていました。

でもですね、それだけ苦しんでも、産んでよかったと心から思います。今まで経験したことのない痛みですが、今まで経験したこのない喜びを味わえます。美味しいデザートは最後ですよ♡

1人目出産直後は「2人目?!絶対無理~」と心から思いました。でも忘れてしまうのです。そして「なんとかなるか~」と2人目を熱望。

1人目の出産からの3つの教訓

2人目の出産を間近に控え、私は3つの教訓を胸に過ごすことにしました。

【1人目の出産からの教訓】
①食べられる時に食べておけ
②寝られる時に寝ろ
③陣痛を恐れるな

この3つは教訓でありながらこれから出産に臨まれる方に、お伝えしたいことでもあります。

これから1つずつ説明させていただきます。

しかし、文字通りのことなので大した説明はしません。ここでページを閉じても問題ございません(笑)

初産の方に伝えたい①食べられるときに食べておけ

これは、陣痛が始まるタイミングによってなかなか難しいかもしれませんが、笑顔が作れるくらいの陣痛のときにできるだけ食べることをおすすめします。

人によっては初産でも3時間くらいでスポーンと出てくるかもしれませんが、自分がどれくらいの陣痛でどれだけの時間続くか誰にも分かりません。

早く産まれてくれたらそれでよし、長時間に備えましょう。これは、いわゆる保険ですね。

適切な保険をかけましょう。恐れるあまり、保険をかけすぎるのは禁物です。「妊娠中は体重管理で好きなもの食べられなかったから今から食べ放題だ~ウェ~イ!」ではよろしくない。

「まだ笑顔が作れる陣痛!さぁ、おにぎり・サンドイッチを食べるぞ!!」これに尽きます。

2人目出産のときは、陣痛の合間によく食べました。おにぎり、パン、クッキー、お菓子など。クッキー菓子を口に入れた直後に陣痛がきて、飲み込むことができず口がパッサパサの状態で1回の陣痛を耐えたことは一生忘れません。

これだけ意識して食べていたので、お産の最中も、産後の体力も1人目出産とは雲泥の差がありました。

食べないとどうなるかって?

体力が尽き、人生の終わりを感じ、出産を諦めようとします。私のように。

初産の方に伝えたい②寝られるときに寝ろ

これもですね、言っておきながら実際難しいかもしれません。私の場合、出産の2日前から5分から10分間隔で前駆陣痛が夜中ずっと続いて(本陣痛だと思っていた)、寝ることが全くできなかったです。

今思えば「次の陣痛いつくるの~いや~もう終わって~」と次の陣痛の恐怖で眠れなかったのだと思います。

それでも日中は痛みがない時間もありました。このときに寝ておけばよかった・・・という後悔があります。

2人目出産のときはこの後悔を教訓にしていましたので陣痛の合間に寝るぞ!!と決めていました。

しかーし!現実はそうはいかず。軽い陣痛のときは上の子の相手をしたり、陣痛が強くなって産院に着いて(上の子がいないのに)主人とひたすら雑談をするという謎の行動をしておりました。

「前さぁ、イオンの保険の窓口でお店の人が真剣な顔をして《がん保険》のことを《ぎゃん保険》って言って、あれホントめちゃウケたね~!ギャンってなんだよう~G・Y・A・N!(手を叩いて顔がひきつるくらい爆笑)」

お産のポイントはリラックスすること。笑いが最高のリラックス効果を引き出してくれます。

しかし、1人目出産は笑いは気晴らし程度に《しゃべる》より《寝る》を優先しても良いと思います。

初産の方に伝えたい③陣痛を恐れるな

これが最もお伝えしたいことであります。

一人目で陣痛で苦しんでいるときに、次にくる陣痛が嫌すぎて、私はトドのように横になって動こうとしませんでした。どっちかっていうとトドになりたかった。

なんで動かなかったかって?

動くと痛いもん!動くと陣痛がくるもん!!そんなのこっちから願い下げだー!ということで、本当に動かなかった。

しかし、今なら思います。これがいけなかった・・・。お産が全然進まないんです。

出産まで48時間もかかってしまった大きな要因になったことは間違いないでしょう。

私は2人目出産のときに誓うのです。『痛みを積極的に迎え入れよう』と。

実際2人目出産のときは「1人目のような辛い経験はごめんだね!」と意気込み、5分から7分間隔の本陣痛のときに何度も何度も姿勢を変えました。

寝ている姿勢から立ったり、寝返りを頻繁にしたり、ときに歩いたり、陣痛がしばらくきてないなぁと思ったら、とにかく姿勢を変えました。

「長時間陣痛で辛い思いをするより、激しい痛みでも早く終わって早く楽になりたい」

その気持ちが何より強かったです。積極的に動いたことは助産師さんに褒めていただいたことの1つです。「いいね!よく動いたらお産がすすむよ!」

褒められて伸びるタイプです。

仰天?!私のリラックスするトレーニング方法

同じ出産などはなく、十人いれば十通りの出産がありますが、いくつかは共通しているものがあると思います。

それが「体力」「睡眠」「気持ち」。この3つを上記でお話しましたが、これを支える共通の根幹はリラックスすること。

これは難しいこと極まりなし、です。だって経験したことのない痛みがあるときにリラックスって言われても・・・。ですよね。

笑いがリラックス効果を引き出すと先程言いましたが、いざ強烈な陣痛のときに笑いを見せられたり、笑わせようとしてくる人がいると

「うるせぇぇんだよっ!!!」(ガチのやつ)

となる可能性が非常に高い。非常に。これではだめだ。

私がおこなった、いつでもリラックスを引き出せる妊娠中のトレーニング方法はこれ。

《主人にMAXイラついたときに深呼吸してリラックス状態をつくる》

どうでしょう。非常に困難だと分かりますよね。

陣痛中にリラックスしろって言われるのと同じ、いやそれ以上に難しいことですよね。

私「(このやろ・・・2歳の娘がウンチしたのを分かっていて、YouTube観て知らないフリしてやがる・・おむつ変えろや)」

主人「おーい、ウンチしてるよ~」

私「(・・・・・!!知らないフリどころか全く変える気ねえーー!!うおおおおおーーー!!)」

はい、吐いて~・・・

(ふぅーーー・・・・)

はい、吸って~・・・

(すぅぅぅぅー・・・)

このままリラックスして寝てみましょうか、、、ね♪

ね♪、じゃねぇぇぇよっ!!!

寝れるかぁ!!さっさとおむつ変えろやー!!

時間はかかりますが、このトレーニング方法を続ければ陣痛も家庭も穏やかにいくと思います。

(※冗談のように書いていますが、有効です^^。日常で自分の感情が高ぶってしまっているときに姿勢を正して10回深呼吸するトレーニングは実際に陣痛のときに役立ちました。安定していない感情のときに冷静になることが目的です。冷静さを取り戻せば自分のことを客観的に観ることができます。)

この記事がどなたか1人でもお役に立てれば私の人生が救われる想いです。

貴重なお時間を頂戴いたしました。

読んでくださりありがとうございました。